2011年1月11日号
大曲新人音楽祭コンクール
グランプリは声楽の星さん

photo 大仙市の第23回 「大曲新人音楽祭コンクール」 の本選が9日、 大曲市民会館・大ホールであった。 前日の予選を勝ち抜いた14人が若手らしい情感たっぷりの歌唱と演奏で観客を魅了。 全部門を通じてのトップであるグランプリには声楽部門に出場した星由佳子さん(34)=大阪芸大声楽科大学院生=が輝いた。 同市と市教委の主催。

 コンクールには国内外からピアノ部門に16人、 弦・管・打楽器部門に40組43人、 声楽に11人の計70人のエントリーがあったが、 キャンセルなどもあり出場者は36組、64人となった。
 本選にはピアノ部門から4人、 弦・管・打楽器部門から8人、 声楽部門からは2人が出場した。
 静まりかえったホールには、 出演者の素晴らしい演奏や歌声が響き渡り来場者はうっとり。 発表が終わるごとに大きな拍手が沸き起こっていた。
 出場者全員の演奏が終わった後、 昨年の同コンクールでグランプリを受賞したフルート奏者の白戸美帆さんによる記念演奏もあった。
 表彰式では奨励賞3人、 優秀賞2人、 そしてグランプリが発表された。 栗林次美市長が受賞者にそれぞれ賞状と盾、 副賞を手渡した。
 審査員は大島幾雄さん(声楽家)、 辰巳明子さん(ヴァイオリニスト)、 霧生吉秀さん(ファゴッティスト)、 野原みどりさん(ピアニスト)、 四反田素幸さん(作曲家)、 松本美和子さん(音楽家)の6人。 代表して声楽家の大島さんは 「音楽はとても楽しいことではあるが、 大変なことでもある。 音楽は片道切符で帰りの切符はない。 努力してベテランになっても、 振り返ると若い人たちが育っている。 そう言う世界だ」 と述べ、 「その大変さが人生にとって大きな支えであり、 苦しくても努力すべきだ。 音楽は言葉がなくても世界に通じる。 若い人は世界に出て、 多くの人を喜ばせてほしい」 と激励した。

photo  グランプリに輝いた星さんは福島県南会津町出身で、 小中学校、 高校まで合唱部で活躍。
会社勤務を経て8年前から本格的に声楽を始めた。 星さんは 「素晴らしい演奏をする人ばかりで自分がグランプリに選ばれるとは思っていなかった。 このような大きな賞は初めてであり、 心打たれる環境の中で歌えたことに感謝しています」 と語った。
 大曲新人音楽祭は1989年の旧大曲市時代からのコンクール。 過去の入賞者には国内外でのコンサートで活躍している人も多く、 若手音楽家の 「登竜門」 として高い評価を得ると同時に、 市民の自主的な活動によって運営され、 市民生活に潤いと感動を与え、 まちに躍動を与える手作りの音楽祭として定着している。
 入賞者は次の通り。 敬称略。
 ◇グランプリ=星由佳子(声楽・大阪芸大大学院生)
 ◇優秀賞=阿部太一(ピアノ・埼玉県)、 大向佐保(クラリネット・岩手県)
 ◇奨励賞=齋藤絢子(ピアノ・神奈川県)、 青木知子(ヴァイオリン・同)、 佐藤碩彦(ユーフォニアム・秋田県)
 
詳しくは2011年1月11日(火)号をご覧下さい。
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