| 2011年4月19日号 |
開花予想は26日
「角館の桜」 会期短縮し22日から5月5日まで
|
仙北市角館町の花見行事は22日から5月5日までの14日間の日程で開かれる。当初、会期を16日からと決めていたが、先月11日に東日本大震災が発生。岩手県や宮城県、福島県に大きな被害が出たことを考慮し予定を変更。名称も「がんばろう!東北 角館の桜」にした。会場に募金箱を置き、被災者支援もする。
みちのくの小京都といわれる角館の桜は武家屋敷を彩る「しだれ桜」、桧木内川堤の「桜並木」からなる。外と町という町人町にも桜の木がある。
昨年はしだれ桜が28日に開花。桜の並木は29日に咲きだした。満開は3日と4日だった。主催の観光行事実行委員会(委員長・門脇光浩市長)は今年の開花日を26日と予想している。
武家屋敷通りに咲くしだれ桜は、国の天然記念物に指定されている。樹齢100年から300年の古木で、162本ある。
元になった木は角館・佐竹家の二代目に嫁いで来た京都の公家・三条西家の姫が持参した3本の苗木だった、と言い伝えられている。その後、家臣などが数を増やし現在に至った。
しだれ桜は市役所角館庁舎から武家屋敷通りにある。人気スポットは同庁舎から石黒家までの700b。
財団法人・古都保存財団の「美しい日本の風土百選」にも選ばれた。黒板塀越しに咲き誇るしだれ桜の姿は「花雲」にもたとえられ、まさに一服の絵の様。
一方、武家屋敷から徒歩で3分のところに桧木内川堤の桜のトンネルがある。ソメイヨシノが延々2`にわたって咲き誇る。
昭和57年に国の名勝に指定された。堤の両側に並んだ桜は空を覆い、圧巻。大きく張り出した枝は川の景観とマッチし、河川敷一帯は絶好の花見の宴会場と化する。
樹齢は70年を超えているが、桜の大敵であるテングス病への対応も行き届き、美しい景観を整えている。
このほかにJR角館駅から徒歩で10分のところに第二の武家屋敷通りと呼ばれる田町通りがある。西宮家や新潮社記念文学館などがあり、気軽に散策が楽しめる。
昨年の観光客の人出は156万1千人だった。今年は震災の影響で、客足が遠のくのか。未知数だけに、主催者は懸念している。
|
|