2024年1月9日号
精進と飛躍誓う
美郷町相撲連盟の初稽古

photo  美郷町相撲連盟(伊藤福章会長)の新年初稽古が1日、美郷中学校相撲道場で行われた。3歳から社会人までの選手ら18人が汗を流し、1年の精進を誓った。
 稽古を前に執り行われた神事では、伊藤会長と松田知己町長のほか、保護者と選手の代表それぞれが玉串奉奠を行い、1年の健康や安全、飛躍を祈願した。
 稽古に先立ち、伊藤会長は「昨年は皆さんのがんばりが素晴らしい成績につながった。昭和51年に始まった本初稽古は、選手一人ひとりの心技体の充実と新年の飛躍を願って行うもの。皆さんのさらなる活躍を祈る」とあいさつ。  松田町長は「何事も始まりと終わりがあり、終わりが新たな始まりへとつながる。どういう終わり方をするかが次の始まりを決め、どのような始まりで臨むかが終わりの迎え方に関係する。皆さんには今年1年間、こういう方向でがんばりたいという思いを描きながら、今日の初稽古に臨んでほしい」と祝辞を述べた。
 選手らは四股やすり足などの基本稽古で身体を温めた後、ぶつかり稽古を開始。威勢の良いかけ声とともに肌と肌がぶつかり合う音が道場に響き、選手らの体は火照ってみるみる赤くなっていった。小さな体で何回りも大きな相手にぶつかっていく子ども達の姿に、見守る人々は大きな声援を送った。
 立ち合い稽古は本番さながらの緊張感の中行われた。重心を低くして相手を押し出そうとしたり、土俵際で渾身の粘りを見せたりする選手らに、参加者は「押せ、押せ」、「前を取れ」、「足だ、足!」など熱のこもった言葉をかけた。
 美郷中学校2年の阿部世奈さん(14)は「できることを一生懸命やろうという気持ちで初稽古に臨んだ。今年は全県大会で優勝して、全国を目指したい」と抱負を述べた。
 伊藤会長は「今年の初稽古は素晴らしい天候に恵まれた。コロナが落ち着いたこともあり、選手たちも今年は上り調子でがんばってくれるのでは。けがに気をつけ、健康第一で精進してもらいたい」と語った。

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※写真は
ぶつかり稽古
あいさつする伊藤会長
四股を踏む
本番さながらの立ち合い
真剣勝負に声援が飛ぶ
稽古を見守る松田町長ら


詳しくは2024年1月9日(火)号をご覧下さい。
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