2024年1月13日号
地域経済の発展誓う
大曲商工会議所の新春賀詞交歓会

photo  大曲商工会議所(齋藤靖会頭)の新春賀詞交歓会が10日、大曲エンパイヤホテルで開催された。佐竹敬久知事や老松博行市長らを来賓に迎え、会員や会員事業所などから約180人が出席。新年のあいさつを交わしながら交流を深めると共に、地域経済のさらなる発展を誓った。
 齋藤会頭はあいさつで「昨年は藤井聡太竜王が大仙市を訪れ、幻の勝負めしが注目されるなど食の持つ力を再認識した。食による観光振興は一朝一夕にできることではないが、様々な機会を捉えながら本年は一歩前進させたい」との考えを述べた。
 大曲の花火については、地域経済の活性化と国際化の推進を見据えて取り組みを進めるとし、「全国花火競技大会は令和10年に100回目という節目の年を迎える。その節目の年に、平成29年に開催した国際花火シンポジウムを再度誘致、開催し、花火業界に『大曲の花火』の存在感を示したい」と語り、本年9月にカナダで開催されるモントリオール国際花火大会に「大曲の花火」実行委員会が正式に招待され、出品すると発表。「優勝を目指すのはもちろん、世界中から集まる花火関係者や花火ファンにむけ『大曲の花火』の魅力の発信と誘客に向けたPRを積極的に行い、大曲の国際花火大会への足がかりにしたい」と述べた。
 また現在工事を進めている宿泊施設については「花火師の宿泊施設としての利用のみならず、観光面での拠点としての活用、通年での利用に向け、関係機関・団体と協議を具体的に進めていく」と語った。
 齋藤会頭は「大曲商工会議所は地域の総合経済団体として国、県、市からの支援と協力をいただきながら、先頭に立って元気なまちづくりに全力を傾注していく。自分のスローガンは『元気なまちづくりのためにみんなで汗をかこう』。本年も積極的に行動し、汗をかいていく」と決意を述べた。
 来賓の佐竹知事は、県が抱える様々な課題について危機感を持って対応する必要を訴え、「女性の活躍や若者が魅力を感じる職場づくりなど、今の時代に合った風土づくりに取り組むことで将来に希望が持てる。地域のプライドをいかに発信していくかも重要。地元経済発展のために県としても様々な面で手を携えて支援していく」と話した。
 同じく来賓で出席した老松市長と渡部英治県議会議員が祝辞を述べ、公務のため出席が叶わなかった御法川信英衆議院議員に代わって佐藤春男秘書が祝辞を代読。その後会頭や来賓が壇上に上り鏡開きが行われ、古谷武美市議会議長があいさつし、全員で乾杯を行った。出席者はあいさつを交わしながら祝宴に移った。

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※写真は
あいさつする齋藤会頭
お祝いを述べる佐竹知事
鏡開き



詳しくは2024年1月13日(土)号をご覧下さい。
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