2024年2月3日号
スキー熱を取り戻せ
大台スキー場でイベント

photo  かつてスキーに熱中した世代にもう一度楽しさを思い出してもらおうと、40歳以上を対象にしたイベント「シニア・レディーステクニカルチェック」が1月28日、大台スキー場で開催された。
 県南部の市町を中心に16人が参加し、太田町スキー連盟の会員から2時間のレッスンを受け滑走技術を学んだほか、自身の滑りを採点してもらった。
 イベントは「今のスキーレベルがどのくらいなのかを確認しながら、シニア層のスキー熱を復活させたい」と太田町スキー連盟普及部会が昨年に続いて企画。久しぶりにスキーを始める人や、全日本スキー連盟の検定で1級以上を目指すスキーヤー40代から80代までの幅広い層が参加した。
 講習ではレベル別に3班に分かれ、連盟会員が指導した。スキーを「ハの字」にして滑るプルークでは、体の重心とスキーの位置関係を確認。会員からは「足首と膝を曲げて滑るが、この状態を自分で見つけるためには、軽くその場でジャンプして着地した時の姿勢が良い。上手にジャンプできない人は立っているときから正しい位置にいない」などと説明を受けた。
 実際に滑り会員がチェック。「曲がるときに自分で体を動かし過ぎている」、「体が後傾過ぎてスキーのテールが引っかかり上手くターンできていない」、「頭が常に右に傾いている」などと指摘を受け、自身では気づかない癖などを見てもらった。その後、足を平行にして滑るパラレルターンとレベルを上げ、正しい滑り方を学んだ。
 講習後には、検定方式で滑りをチェック。パラレルターン大回り、小回り、総合滑走の3種目を受けた。
 大曲須和町から参加した50代男性は「若い頃は滑っていたが、昨年から健康を考え再びスキーを始めた。今までは適当に滑っていて人に見てもらう機会はなかったのでためになった。これからもたくさん滑りたい」と話した。
 イベントを企画した太田町スキー連盟普及委員会企画総務部の鈴木健一さんは「参加人数は昨年と同じだが今年は81歳の男性や久しぶりの人、友達を誘っての参加などがあり嬉しかった。久しぶりのスキーは恥ずかしいことではないので、たくさん滑ってスキー熱を取り戻してもらいたい」と語った。

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※写真は
指導を受ける
説明する連盟会員
自分の癖などを見てもらう
正しい滑り方を教える


詳しくは2024年2月3日(土)号をご覧下さい。
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