2024年2月17日号
大丈夫、前を向いて
大曲高書道部が交流校にエール

photo  大曲高校書道部が10日、イオンモール大曲「稲穂の広場」で書道パフォーマンスを披露した。1月7日に初出場した第3回全国書道パフォーマンス決勝大会(イオンカップ)の出場報告と、令和6年1月1日の能登半島地震で被災した、以前から交流のある日本航空高校石川書道部への激励を兼ねて行ったもので、多くの人が観覧した。
 パフォーマンスを前に、新田かのん部長は「昨年10月、宮城県名取市のイオンモール名取で開かれた書道パフォーマンスグランプリ東北北海道大会に出場し、優勝した。そして1月7日、千葉県イオンモール幕張新都心で開かれた決勝大会に東北北海道代表として出場した。全国優勝を目指し持てる力を全て発揮したが残念ながら入賞できなかった。書道部は今年創部70周年を迎え、この全国大会での経験を生かしこれからも新たな歴史を築けるように一生懸命頑張るので応援よろしくお願いします」とあいさつした。
 最初は決勝大会と同じ演技を披露。表現テーマは「二面性」。般若の面を使い怒りと悲しみを表現した。
 続いて日本航空高校石川書道部への激励パフォーマンス。整列をした部員達は円陣を組み「行くぞぉ」、「おぉ〜」を気合いを入れた。縦4b、横6bの紙に「贈ル言葉」と題して「大丈夫、前を向いて 笑う門には福来る」などのメッセージをしたためた。
 パフォーマンス部長の池田鈴埜さんは「精一杯のパフォーマンスで激励したいと考えた。元気にできたことはもちろん、みんなの思いを込めたので、激励が届くと思う」と語った。
 両校書道部は顧問の教諭同士が交流サイト(SNS)でメッセージをやりとりしたことがきっかけで、2021年からオンラインミーティングを行い交流がスタート。3年前、新型コロナウイルスによる感染拡大が急速に始まった頃、日本航空高校石川で石川県最大規模のクラスターが発生。大曲高校書道部は激励の書道パフォーマンスをして届けた。また23年春にはJR大曲駅で合同作品展を開いている。
 地震の影響で日本航空高校石川書道部はいまだ活動が出来ていないという。今回撮影した動画は同部と共有する。

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※写真は
交流校へのメッセージを書いた作品
円陣を組む
パフォーマンスを披露する部員
会場には多くの来場者


詳しくは2024年2月17日(土)号をご覧下さい。
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