2024年2月27日号 |
秋田ならではを楽しむ
移住者ネットワーク交流会
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大仙市移住者ネットワーク交流会が18日、南外民俗資料交流館で開催された。移住してきた人や移住者と交流したい市民ら12人が参加し、秋田名物のみそたんぽづくりや囲炉裏を囲んだ鍋っこを通して交流を深めた。
交流会は平成29年度から実施しており今回が通算8回目。これまでは大仙市に移住してきた人を対象に、移住後の不安や疑問を解決できる仲間づくりを目的としてきたが、今年度から移住を検討している人、移住者との交流をしたい市民にも対象を拡大した。
企画・実施は地域おこし協力隊が行ってきた。今回も長瀬亜澄香隊員(33)が中心となり準備を進めてきた。
交流会では、みそたんぽづくりに取り組んだ。南外さいかい市のお母さん達≠ゥらアドバイスを受けて炊きあがったご飯をすり棒でつぶし、米粒の食感がわずかに残る「半殺し」に。この日のために特注したという秋田杉で作った串にご飯をすりつけ転がして形を整えた。
囲炉裏にさして熱を加え、その後、味噌を塗り再び囲炉裏へ。だんだんと焦げ目がつき、辺りには香ばしい匂いがし始め、「お腹減ったよ」とフライングで試食する子どもの姿もあった。
出来立てのみそたんぽときりたんぽ鍋を囲んだ参加者は、様々な情報交換をしながら秋田の味覚を堪能した。
神奈川県出身で沖縄から移住してきた平野徳子さん(53)は、大仙市に住んでまもなく3年となる。「初めて参加した。みんなそれぞれ秋田の良さを見つけながら住んでいるということが知れたし、その情報を共有出来て来た甲斐があった。きりたんぽは本当に美味しいので、自分でも作ってみたい」と話した。
長瀬隊員は「秋田ならではの体験を楽しんでもらえたと思う。たくさん情報交換したりして縁が出来たと思うので、こうした会がなくてもその縁が繋がってくれれば嬉しい」と語った。
※写真は
ご飯を潰す
囲炉裏でみそたんぽに
味噌を塗る参加者
きりたんぽ鍋を作るスタッフ
食事を楽しみながら交流する
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