2024年3月9日号
コラボ商品完成
道の駅なかせんで販売へ

photo  大曲農業高等学校、市内飲食店と共同開発した大仙市産の米や豆を使ったコラボ商品の販売会と、酒米づくりから、日本酒造り、販売、PRまで一貫して学生が関わっている大仙市日本酒統一コレクション「宵の星々」の販売会が2、3日の両日、道の駅なかせんで行われ、多くの市民らが買い求めた。
 市内飲食店と共同開発したのは肉みそ。大仙市産の大豆と米を原料に市内の醸造元でつくられた減塩発酵食品「大仙醤」を使用した。中仙地域特産品の杜仲豚を使った「杜仲豚肉みそ」はグランドパレス川端が、ジャンボうさぎ「中仙月夜」の肉みそは、ちゃんす長野屋がそれぞれ監修。ご飯や酒に合うように味付けした。
 110c瓶入りで各税込み750円。
 大曲農業高校の生徒は、大仙市のお土産やふるさと納税の返礼品として活用できるよう、米・豆を使用したお菓子のアイディアやネーミング・パッケージを考案した。米粉入りのチーズクッキー「Hi CHEESE!」(2枚入り230円)とコメのドン菓子をチョコレートでコーティングした「チョっPA!」(350円)の2種類。
 「宵の星々」は大仙市産米で醸す日本酒プロジェクトとして秋田大学教育文化学部地域文化学科益満ゼミの学生5人が活動に取り組んでいる。
 出羽鶴、刈穂、秀よし、金紋秋田、千代緑の5銘柄を統一感ある「宵の星々」のラベルで売り出す同プロジェクト。マーケティングの研究の一環として学生が酒米づくりから日本酒の仕込み、販売まで携わり、メディアミックスを利用してその活動と魅力を国内外に広く発信している。
 2日は大学生や大曲農高の生徒が売り場に立ち、買い物客に商品をPRした。
 またこの日は、大学生が「宵の星々」の1年間の取り組み内容を市や酒造関係者に発表した。学生達は、「宵の星々」が多くのメディアで紹介され、関係機関の知名度アップに貢献したことや、昨年度、大手通販サイトの吟醸酒部門で第1位を獲得、また効果的なメディア戦略で県外から集客できたことなどの成果をあげ「来年度も酒造りのお手伝いとPRを通して、大仙市の活性化に尽力する」と述べた。
 益満環准教授は「インスタグラムでの英語表記の投稿をきっかけに海外からも興味を持ってもらうことが出来た」と学生達の発信力の高さを評価し、「来年度も大仙市のさらなる活性化のために、産学官連携を拡大していく」と話した。
 コラボ商品はいずれも道の駅なかせんで引き続き販売する。「宵の星々」(720_g、5本セット9900円)は県内酒販店やオンラインでも取り扱っている。

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※写真は
コラボ商品を販売する大曲農高生
宵の星々に携わった学生ら
大仙醤を使用したコラボ商品
取り組みを発表


詳しくは2024年3月9日(土)号をご覧下さい。
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