2024年3月21日号
大きくなって帰ってきてね
福部内川でサケの稚魚放流

photo  大曲コミュニティ会議東ブロック会(富樫良雄ブロック長)のサケの稚魚放流が8日、東大曲小学校裏の福部内川で行われた。
 4〜6年生45人が体長約5aに成長した稚魚2万尾を放流した。
 サケの稚魚放流は、地域の子ども達に河川環境を考えてもらおうと、平成26年から実施。令和2年から4年までは新型コロナウイルスの影響で休止したが毎年この時期に実施している。
 はじめに富樫ブロック長が「大きくなって帰ってきたサケは丸子川で捕獲されているため、なかなか福部内川で見ることができないが、いつか見られることを願い、元気に楽しく放流しよう」とあいさつした。
 子ども達は市営水産ふ化場でふ化した稚魚をバケツに分けてもらい、福部内川に架かる、わくわく橋横の土手から川面に設けられたスロープへ優しく放流。「大きくなって帰って来てね」、「バイバーイ」などと声をかけ、故郷へ再び帰ってくることを願った。
 はじめて放流に参加した4年生の佐々木志さんは「サケの稚魚は小さくて可愛かった。また元気に帰ってきてほしい」、菅原凛さんは「サケを放流したら固まりになって泳いでいた。大きく成長してくれると嬉しい」、東海林晴さんは「早く元気に帰って来るように願いを込めて放流した。来年も放流したい」とそれぞれ話した。
 サケの稚魚はオホーツク海やベーリング海など1万`以上泳ぎ成長し、3年から4年後に再び大仙市に帰ってくるという。

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※写真は
わくわく橋から旅立ちを見守る
稚魚を放流する児童
あいさつする富樫ブロック長

詳しくは2024年3月21日(木)号をご覧下さい。
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