2024年3月28日号 |
大きくなって帰ってね
サケ稚魚放流事業
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大仙市松倉堰広域協定運営委員会(齊藤泰幸会長)大巻保全会は18日、大仙市神宮寺の後川下流・せせらぎ清流付近でサケの稚魚放流を実施した。すくすくだけっこ園年中組の園児21人と神岡小学校3年の児童23人が参加。皆んなで大きな声をそろえて呼びかけをして、5万匹超の稚魚を放流した。
同保存会では平成25年から、教育機関と連携して新しい世代を担う子ども達と地域住民の交流の場として、サケ稚魚放流事業を行っている。
園児らは、市営水産ふ化場でふ化した稚魚をバケツに分けてもらい、同清流の岸辺に設けられたスロープに集合。「大きくなって帰って来てね」と声をかけ、一斉に稚魚を放流した。
「お魚さん、バイバーイ」、「元気でね」、「帰って来るんだよ!」と口々に励まして、旅立つ稚魚を見送った園児ら。立派なサケに成長し、再びふるさとの川へ戻ってくる日を願った。
くろかわおうすけ君(5)は「楽しかった。大きくなって帰って来たら嬉しい」と微笑んだ。
齊藤会長は「地域の環境保全と子ども達の思い出づくりを兼ねて始めた放流事業も、今年で12回目になる。子ども達の教育にとっても必要なことで、子ども達自身も喜んでくれているのでは。今後も市の協力を得ながら、地域一体となって保全活動を続けていく」と語った。
※写真は
放流を前に笑顔
川へ稚魚を送り出す
サケ稚魚放流に臨む園児ら
一斉に稚魚を放流
旅立ちを見守る
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