2024年4月6日号
心ひとつに
ドンパルで演奏会

photo  NEWストリングスプラザの会(坂本昌代表)主催の「大仙市ストリングスとコーラスのつどい2023」が3月31日、中仙市民会館ドンパルで開催された。子どもから80代のシニアまで幅広い年代が一堂に会し、弦楽器演奏とコーラスを披露。訪れた人たちは澄んだ弦楽器の音色と歌声に耳を傾けた。
 同会は本格的に弦楽器を学ぶ機会と演奏の場を提供することで、弦楽器合奏の楽しさを味わい、音楽文化の向上と地域の活性につなげることを目的に平成15年に設立。学校や年代の枠を越えた文化活動を目指して精力的に活動している。
 誰もが一度は耳にしたことがあるモーツァルトの名曲「アイネクライネナハトムジーク」で、演奏会は幕を開けた。続くパッヘルベルのカノンには子ども達も登壇。日頃の練習成果を存分に披露した。
 プログラムbU「世代をつなぐ歌の会」には、賛助出演のAkita姫神合唱団のメンバーのほか保護者らも参加。合唱を前に、坂本代表は「本会は年齢や所属等、すべての枠を超えて集まったメンバーが、音楽を通して一つになろうと開かれたもの。世代の壁を超え、むかし歌われた美しい童謡を後世に伝えていきたいという思いがある。今日は誰もが知るポピュラーな童謡を演奏する。知っているメロディがあれば、会場の皆さんも一緒に口ずさんでくれると嬉しい」と呼びかけた。
 来場した人たちは「ゆりかごの歌」や「夕焼けこやけ」、「シャボン玉」など、懐かしいメロディにじっくりと耳を傾け、響き渡った美しいコーラスに大きな拍手を送った。 
 ヴァイオリンとコーラスで参加した大曲小学校2年(当時)の伊藤鈴華さん(8)は、ヴァイオリン歴5年。本公演にゲストプレーヤーとして参加した坂本陽子さんに師事し、日々研鑽を積んでいる。「先生には、弦を押さえる時に指を正確な位置に置くなど、教えてもらったことがたくさん。今日はすごく緊張したけど、お客様の心を動かせるようにがんばって演奏した。いつかヴィヴァルディの曲を最後まで弾けるようになりたい」と微笑んだ。
 由利本荘市から夫婦で訪れた70代男性は「皆さん一生懸命演奏されていて、とても良かった。われわれの年代にはぐっとくる童謡が聴けて楽しめた」と話した。

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※写真は
「アイネクライネナハトムジーク」で幕開け
音楽監督を務めた坂本代表
「オルガ地方の踊り」
心を一つに響かせる調べ
美しい歌声を響かせるAkita姫神合唱団
全員で盛り上がったフィナーレ


詳しくは2024年4月6日(土)号をご覧下さい。
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