2025年4月12日号 |
15日から開催
角館の桜まつり
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仙北市角館の「桜まつり」が15日から5月5日まで開催される。さくらの名所100選にも指定されている桧木内川堤のソメイヨシノと武家屋敷通りのシダレザクラが華やかな桜のトンネルで観光客を迎える。
武家屋敷通りの黒壁に降り注ぐように咲くシダレザクラ。樹種はエドヒガンのシダレとなったもので、花色は白系と淡紅系の2色がある。1664年、佐竹北家角館第二代当主・佐竹義明の妻が京都から嫁いで来る際、嫁入り道具の中にあった3本の苗木を親木としたものと言われ、主に表町や東勝楽丁などの武家屋敷に主に植えられている。樹齢約300年の古木から若木まで約200本を数える桜のうち、162本が天然記念物に指定されている。
旧仙北市役所角館庁舎から石黒家までの約700bの区間には、樹齢100年から300年のシダレザクラが立ち並び、例年多くの観光客を魅了している。
町の中心部を流れる桧木内川堤には、全長2`にわたり約400本のソメイヨシノが咲きそろう。のびのびと枝を広げた大木が多く、満開時の桜のトンネルは圧巻。地元民に大切に育まれながら今日に至るさくら堤は、昭和50年2月18日、国の名勝に指定された。
期間中は夜桜のライトアップも行われる。武家屋敷通りのLEDライトアップは午後5時半から10時頃まで、桧木内川堤の電球点灯と横町橋下流のLEDライトアップは午後5時半から午前0時頃まで。
毎年訪れているという横手市の男性は「毎年楽しみにしている祭りの一つ。桜の開花が待ち遠しく、今からわくわくしている。満開の桜のトンネルをゆっくり散策するのが楽しみ」と話した。
※写真は
満開となったシダレザクラ(2024年写す)
桧木内川堤のソメイヨシノ(2024年写す)
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