2025年4月19日号 |
世界一のひまわり開花
西仙北中に巨大絵
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西仙北中学校(石川真一校長・全校生徒129人)は校舎近くの斜面に「世界一のひまわり」を開花させた。パネル300枚を使った大型作品で地域住民やドライバーの目を楽しませている。
旧西仙北東中学校時代の1999年から続く恒例行事で「世界一大きなひまわりの絵で地域を元気にしよう」と始めた。全校で取り組む最初の学校行事として実施している。
パネルは樹脂製で1つの大きさは縦60a、横90a。これを10段に各30枚ずつ設置し1つの大型作品(縦6b、横27b)に仕上げている。大小7輪のひまわりと校章、それに学校スローガン「地域とともに」の文字が入ったデザインで、背景にはひまわりの色が映える水色を使用している。
パネルの塗り直し作業は「化粧」と呼び、今年は9日に実施。学年ごとに割り当てられたパネルに刷毛や筆を使ってアクリル絵の具で青やオレンジ、黄色、黒に色づけした。
設置作業の「開花」は翌10日に実施。生徒たちは協力しながら体育館から数枚ずつパネルを運び出し設置場所の斜面へ。手際よく土台の鉄筋に1枚ずつパネルを針金で巻きつけて固定。3年生がペンチでしっかりと締め上げた。
全体のバランスを見て位置を調整。全員の力でひまわりを開花させると生徒達は達成感に満ちた表情を浮かべていた。
生徒会長で3年生の今野璃咲さんは「設置場所が急斜面なので少し怖かったが、全校生徒が一丸となって協力し、良いひまわりを開花させることができた。ひまわりを見た地域の人たちに元気を届けられたら嬉しい」と話した。
※写真は
開花した「世界一のひまわり」
体育館からパネルを運び出す
全校生徒でパネルを設置
ペンチでしっかりと固定
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