2025年8月19日号
灯ろうと花火幻想的に
ふるさと西仙まつり

photo  第38回「ふるさと西仙まつり」が15日、刈和野橋上流の雄物川河川敷で開催された。会場には多くの市民が訪れ、願いが託された灯ろうと色鮮やかな花火の競演を楽しんだ。
 まつりは、地域の興隆発展・豊作と繁栄を願って開催。地域を愛する心と連携の心を培うとともに、お盆で地元に帰省した人々との親睦交流を図ることを目的に1985年から開いている。
 西仙北地域中央を流れる雄物川河川敷を舞台に、川に浮かべられた約700個の灯ろうが幻想的に水面を彩り、会場には地元の小中学生や高校生、地域住民が制作した置灯ろうも設置されるなど、雰囲気を盛り上げた。
 ふるさと西仙まつり実行委員会の今野幸宏実行委員長は「昭和60年に始まったこのおまつりも、平成を経て令和の時代へと受け継がれてきた。今年もたくさんの人に集まってもらい嬉しく思う。眼下に広がる雄大な雄物川を含めた川は、ときには悪魔の仕業のような災害をもたらすこともあるが、昔から人々の暮らしを支え、流域の産業、風土や文化を醸成してきた。わたしたちはこのまつりを通して、こうした伝統と文化を再確認し歴史を継承しながら興隆発展を図っていかなければならないと思う」とあいさつした。
 花火の打ち上げは和火屋が担当。オープニングスターマイン「開幕の轟き」で華々しく幕を明けると、4号玉や5号玉、7号玉、10号玉、それにスターマインが次々と打ち上がり、夜空を彩った。
 グランドフィナーレは「Finale of Lig ht」。迫力ある音を響かせながら盛大に打ち上がると、会場からは拍手と歓声が響き渡った。
 60代男性は「灯ろうがゆったりと川面を流れる中の花火の打ち上げは格別なものがある。最高の花火大会だと思う」と話した。

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※写真は
観覧会場には置き灯ろうも
オープニングを飾る
盛大に打ち上がる
10号玉も
歓声が上がったフィナーレ花火


詳しくは2025年8月19日(火)号をご覧下さい。
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