| 2025年10月18日号 |
挑戦恐れず前向きに
西仙北高60周年記念式典
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西仙北高校(橘義憲校長・全校生徒25人)で10日、創立60周年記念式典が挙行された。在校生や教職員、来賓らが節目を祝った。
橘義憲校長は式辞で「地域に根ざした教育を推進し、これまで7500人を超える有為な人材を社会に送り出し、体育的活動、文化的活動の両面において数々の輝かしい成果をあげてきた。これからも地域とともに、地域から必要とされる学校として地域社会とともに発展し続ける学校でありたいと心から願っている」と述べた。
また、少子化による生徒数の減少についてもふれ「生徒が考案したキャッチフレーズ『創立60周年 繋ごう 次の世代へ』にあるように、本校は今後、10年、20年、さらに次の世代へこの尊い歴史と伝統を繋いでいかないといけない。生徒は西仙北高校の未来を担う大切な存在。この学び舎で得られる知識や経験、仲間はかけがえのない一生の財産となる。確かな学力、主体的に行動し、多様な人々と協同できる力を身につけ、社会に貢献できる人材になることを願っている」と語った。
実行委員会の小松隆明会長は平成10年度から取り組むデンマーク社会福祉研修など特色ある活動についてもふれながら「生徒には自らの可能性を信じ、友情を育み心身ともにたくましく成長して欲しいと願っている。将来、地域や社会の発展に貢献できる人材へ羽ばたくことを期待している」とあいさつした。
生徒を代表して生徒会長の泉谷愛斗さんが「私たちは『向学』、『友愛』、『強健』の精神のもと、一人ひとりが自分らしく楽しく充実した学校生活を送っている。時代が変わっても人と人とのつながりの中で育まれる学びの価値は変わらない。だからこそ私たちはこれまで先輩たちが築いた伝統を大切にしながら、新たな挑戦を恐れず前向きに歩んでいきたい」と述べた。
式典後、記念講演が行われた。リオデジャネイロ五輪カヌー・スラローム競技日本代表の佐々木将汰さんと佐々木翼さんが「オリンピックまでの道のり」をテーマに話した。
式典では表彰も行われた。受賞者は次の通り。敬称略。
◇感謝状(学校功労者)=吉田春美(よしだ文具店代表者)
◇表彰状(永年勤続者)=齊藤真一(教諭)、高木大(同)、橋佳照(同)、小野尚人(同)、高橋多恵(同)、木曽良雄(非常勤技師)
※写真は
式辞を述べる橘校長
あいさつする泉谷さん
式典に臨む生徒
佐々木兄弟による記念講演
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