| 2025年12月16日号 |
安全徹底呼びかけ
大仙市雪下ろし技能講習会
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大仙市の「雪下ろし技能講習会」が10日、大曲交流センターで開かれた。大曲仙北建設技能組合連合会の会員や雪下ろし登録業者など約70人が参加。急増する雪害事故を受け、安全な作業方法を学んだ。
講習会は、同センター講堂で実施した第1部・座学講習と、センター敷地内で行った第2部・実技講習の2部構成。座学では大仙警察署地域課の大柄大輔地域課長、大曲仙北建設技能組合連合会の佐々木正美会長、大曲労働基準監督署の鷲尾さやか労働基準監督官が、それぞれ講話を行った。
大柄地域課長によると、令和6年度、大仙署管内における雪害事故は18件発生。18人が負傷し、令和5年度の2件2人(負傷)から9倍に急増した。幸い死者はいなかったものの、重傷者は14人に上る。
事故の内訳は、屋根やはしごからの転落が17件、落雪が1件。大柄地域課長は「転落事故17件のうち、ヘルメットを着用していたのはわずか2人、命綱をつけていた人はゼロ」と指摘。「本日の実技講習で正しい作業方法を学び、安全対策を安易に省略することなく作業に当たってほしい」と呼びかけた。
業務として行う雪下ろし作業中に事故が起これば、業務上過失致傷として捜査対象になる。「作業責任者は従事者に命綱を付けさせるなど、必要な指導を徹底してほしい」と求めた。
佐々木会長は安全な作業の具体策を示した。
▽雪止めがない屋根には上らない▽フルハーネスなどの安全帯を装着▽緩衝材入りヘルメットの着用▽2人以上で作業―などの徹底を呼びかけ、「慣れた現場ほど事故が増えるのは油断から。今日の学びを活かし、この冬を事故なく乗り切ってほしい」と力を込めた。
屋外での実技講習では、大曲消防署の署員がはしごの扱い方を実演。はしごの特性と注意点を一つひとつ確認した。続くロープワークでは、参加者が「もやい結び」と「巻結び」を練習。署員のアドバイスを聞きながら、かじかむ指先で何度も結んでは解く作業を繰り返した。
舛谷祐幸副市長は「今シーズンの降雪量は平年並みかやや多いと予想されている。講習で習得した知識や技術を活かし、いま一度、安全対策を確認してほしい」と述べた。
※写真は
あいさつする舛谷副市長
安全作業を呼びかける佐々木会長
はしごの立て方を指導する大曲消防署の署員
はしごの特性について学ぶ参加者
もやい結びに挑戦
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