2026年1月20日号
アイディアはじける
でまえわくわく美術展

photo  秋田県内の特別支援学校・学級で学ぶ児童生徒の絵画と自由作品77点を集めた「でまえわくわく美術展」が23日まで、イオンモール大曲2階の特設会場で開かれている。会期初日の12日には家族連れや友人同士など多くの人が訪れ、創造力あふれる作品を楽しんだ。
 この展示は、昨年12月に秋田市中通のにぎわい交流館で開かれた県特別支援学校文化連盟主催「わくわく美術展」の一部作品を紹介するもの。今回で23回目を迎える同展には絵画作品と自由作品の2部門に計788点の応募があり、169点が入賞・入選を果たした。イオンモール大曲の展示には、そのうち絵画49点、自由作品22点に加え、同時開催された「みんなの写真展」から6作品が並ぶ。
 絵画作品部門で最優秀賞に輝いた大曲支援学校高等部3年、佐々木大河さんの「自然溢れる曇りの中の大きなゆりの木」は、細密な線描の積み重ねが印象的な作品。丹念に重ねられた線が生み出すリズムと質感からは、ゆりの木が内包する時間や記憶の厚み、生命の奥深さが感じられる。存在感の際立つ木と余白を生かした背景のコントラストが見る人に静かな余韻を残す。
 自由作品部門で最優秀賞にえらばれた大曲支援学校小学部6年生の合同作品「ふしぎな さいころ」は、遊び心に満ちた立体作品。大小三つのサイコロは全ての面で様々な表情を見せ、色彩豊かな絵と素材の異なる装飾にアイディアが光る。サイコロの前で足をとめた人たちはテーブルの手前や向こう側に回り込んで思い思いの角度から作品を眺め、「発想がすごいね」「絶対思いつかないな」と驚きの声を上げた。
 同校高等部3年生の合同作品「修学旅行の思い出〜大阪城〜」は子どもたちの人気を集めた。作品前にかがみ込んでじっと見入る子や、「忍者が出てきそう!」と笑顔で忍者のポーズを真似する子も。
 訪れた人たちは、段ボールやキラキラテープなど身近な素材で自由な世界観を表現した立体作品や、豊かな色使いの絵の数々に感心した様子で頷いていた。
 横手市の30代女性2人は「自分には想像できない世界が広がっていた。発想が豊かで楽しい」「ゆりの木を描いたモノクロの絵の細かさには驚いた。工夫が光る絵もあって面白かった」と話した。

photo photo photo photo photo

















※写真は
77点を展示
多くの人が足をとめた「修学旅行の思い出〜大阪城〜」(大曲支援学校高等部3年・合同作品)
最優秀賞に選ばれた佐々木さん(大曲支援学校高等部3年)の作品
自由作品部門・最優秀賞「ふしぎな さいころ」(大曲支援学校小学部6年・合同作品)
個性豊かな作品がずらり
創造力がほとばしる

詳しくは2026年1月20日(火)号をご覧下さい。
ニュースバックナンバー



copyright (c)2005 AKITA MINPOU-SYA All Rights Reserved
このサイトに関するご意見ご感想は、minpo@camel.plala.or.jpまで