| 2026年2月10日号 |
村岡氏 激戦制す
第51回衆議院総選挙秋田3区
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物価高対策や消費税減税、高市政権信任などをめぐり、与野党が論戦を交わした第51回衆議院議員総選挙。小選挙区289、比例代表176の計465議席を争い、8日に投開票された。秋田3区は国民民主党前職の村岡敏英氏(65)が8万7573票を獲得し、4度目の当選。次点の自由民主党前職の御法川信英氏(61)は8万5063票だった。
人口減少と高齢化が顕著な秋田3区は、農林業を中心とした地域産業の維持、医療や交通など生活基盤の確保、若者の流出防止が大きな課題となっている。地域経済の底上げと生活支援をどう強化するかが主要な争点となり、終盤まで接戦が続いた。
「秋田・日本再起動」をスローガンに掲げる村岡氏は、物価高対策として減税や賃上げを組み合わせた家計支援を重視。農業振興や医療体制の維持など、生活に密着した政策の充実を訴えた。「現場の声を聞いてこそ現状を変える政策が実行できる」として徹底した現場主義を貫き、「地域の声を国政に反映させる」と支持を呼びかけた。
一方の御法川氏は、農林業や観光振興、社会基盤整備を通じた地域経済の活性化を訴えた。防災対策や安全保障政策の推進にも力点を置き、政府・与党との連携による安定した政策運営を強調。今回の選挙を「天下分け目の戦い」と位置づけ、「秋田の声を国政に届け、活力ある暮らしを実現する」と支持を求めたが、及ばなかった。
グランドパレス川端で、支持者らはテレビ各局の選挙報道を見守った。午後11時5分頃、村岡氏当選確実の速報が流れると、会場は静まり返った。
壇上でマイクを握った御法川氏は「結果として皆さまの期待に応えることができなかったのは、ひとえに自分の責任。事実を厳粛に真摯に受け止め、また一から出直す気持ちでがんばっていきたい」と頭を下げた。
選挙戦を統括した老松博行大仙市長は「高市内閣を支える一員として、これからも大きな活躍をしてくれると信じている。引き続き、ご支援をお願い申し上る」と力を込めた。
比例代表東北ブロックで復活当選を果たした御法川氏は、今回の選挙について「手応えは決して悪くなかったが、やり切れなかったということ。国政も、地元も課題はたくさんある。一つひとつ、しっかり丁寧に取り組み、解決に向けて今まで以上に心血を注いでいきたい」と前を向いた。
一方の村岡氏は「秋田の課題を痛切に感じている」と語り、「地方代表としてしっかりと与党に対して発言し、国会議員としての役割を果たしていきたい。皆さんの期待に応えるよう、全身全霊をかけてがんばっていく」と決意を述べた。
※写真は
支持者と握手を交わす
マイクを握る御法川氏
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