| 2026年2月14日号 |
川面に映える13本
川を渡るぼんでん
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大仙市花館地区の小正月行事「川を渡るぼんでん」が11日、雄物川右岸臨時渡船場で開催された。今年は町内と地元企業の丸茂組、大仙市役所、大曲仙北広域消防本部から計13本が繰り出され、雄物川を渡り対岸の伊豆山の山頂にある伊豆山神社に奉納した。
川を渡るぼんでんは、伊豆山神社の祭典で大仙市無形民俗文化財に指定されている。江戸時代末期の嘉永年代、時の肝いりが五穀豊穣と家内安全を願い始めたと言い伝えられている。
この日は男衆に担がれたぼんでんが午前6時半に打ち上がった花火を合図にそれぞれ出立。町内会や事業所など各団体の男衆が、半てん姿で2b〜3bの梵天を担ぎ、「ジョヤサー、ジョヤサー」と各町内を練り歩き、伊豆山神社「一の鳥居」をくぐり、臨時渡船場を目指した。
会場では奉納の安全を願う神事が執り行われた。老松博行市長は「川を渡るぼんでんは、家内安全、町内安全、五穀豊穣を祈願して奉納するぼんでん。ぼんでんが渡し舟に乗って川を渡るということは全国的にも珍しく風情があり人気がある。最後まで盛り上げよう」とあいさつ。お祓いをした後、関係者による鏡開きや餅まきが行われた。
その間、会場には色とりどりのぼんでんが参集。到着順に、ぼんでん唄を高らかに披露した。
川幅約100bの雄物川にはロープが渡され、住民や観光客に見送られながら次々と集まったぼんでんは順次、舟に乗り、ゆっくりと岸を離れた。舟の上では男衆がほら貝を吹き、ぼんでん唄を朗唱。「ジョヤサー、ジョヤサー」と「奉納伊豆山神社」の木札をぶっつけては気勢をあげた。
川面にうつる情景が見所で、多くのカメラマンや市民らがシャッターを切っていた。秋田市から来たという60代男性は「今年初めて訪れたが、ぼんでんが川を渡る情景は情緒があり素晴らしい。また来年も来たい」と話した。
会場では大仙市観光物産協会や障がい者自立支援センター「ほっと大仙」、大曲納豆汁 ちょこっとクラブなど協賛団体がブースを設けた。玉こんや納豆汁などが振舞われ、来場者は冷えた体を温めていた。
※写真は
ゆっくりと雄物川を渡るぼんでん
お祓いを受ける
餅撒きも
梵天唄を披露
ぼんでんが次々と到着
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