| 2026年2月17日号 |
小松家押絵雛初公開
角館のひな人形展
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「角館のひな人形展」が3月29日まで、角館樺細工伝承館で開催されている。今回は「角館祭りのやま行事」の人形師として活躍した故・小松金之助氏の押絵雛を初展示。佐竹北家伝来の享保雛など、江戸時代から令和へと受け継がれてきた約200点のひな人形が早春の角館を彩る。
会場には、江戸時代を代表する享保雛をはじめ、地域に根ざした貴重な古雛が並ぶ。神秘的な表情と豪華絢爛な装いが調和した享保雛、面長の顔立ちに水晶やガラスの瞳が輝く古今雛―金糸や色糸の刺繍が施された華やかな衣装も来館者の目を引く。
会場で存在感を放つのは、小松家から寄贈された押絵雛の数々。大正4年から昭和初期にかけて、曳山人形師の小松氏が制作した作品で、歌舞伎を題材とした大型の人形が生き生きとした表情で並ぶ。
訪れた人は、ガラス越しに古雛の豪華な衣装や繊細な面相を見つめ、押絵や鮮やかな錦絵に顔を近づけて見入っていた。
群馬県高崎市から夫婦で訪れた40代男性は「押絵雛を見るのは初めて。歴史の厚みを感じた」と目を見張る。「一つひとつ、時間をかけて家で手作りする当時の人たちの姿が思い浮かんだ。保存状態も良くて驚いた」と話した。
桜の季節を前に、雅な装いのおひな様が角館にもうひとつの春を告げている。
仙北市観光ガイドの草g幸子さん(61)は毎年足を運んでいるという。「佐竹北家の享保雛と天神様には、文教のまち角館らしい歴史が感じられる。インバウンドのお客さまにもぜひ見てほしい」と語った。
開館時間は午前9時から午後4時半(入館は4時)まで。観覧料は高校生以上500円、小中学生300円、仙北市民は無料。会期中は無休。
問い合わせは、同館(0187・54・1700)。
※写真は
佐竹北家の享保雛
古式ゆかしい古今雛
大切に守られてきた人形
新たに寄贈された小松家の押絵雛
故・小松金之助氏の作品
約200点を展示
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