| 2026年3月14日号 |
鎮魂の祈り
大曲ヒカリオで3・11追悼式典
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東日本大震災から15年。あの日の記憶を風化させまいと、大仙市の大曲ヒカリオ広場に静かな光が灯った。各地で鎮魂の祈りが捧げられたこの日、同広場では追悼式典が開催され、震災発生時刻の午後2時46分、来場者らが黙とうを捧げた。
「3・11を忘れない〜追悼のともしびを大仙市から〜」と題して開かれたこの式典は、3・11を忘れない実行委員会(FMはなび、夢灯りプロジェクト、大曲農都協議会)が主催。午後2時46分、追悼の大雷10発が打ち上げられると、来場者は目を閉じ、手を合わせて頭を垂れた。
式典では、実行委を代表して大曲農都協議会の判田勝補会長があいさつに立ち、「震災から15年が経過した今日、被災地では道路、鉄道、公共施設、農地など順調に整備が進む一方、被災された方々は消えることのない苦しみを抱え、日常生活を送られている」と語り、令和6年元日に発生した能登半島地震にも言及。一日も早い復興を願いつつ、「今回の催しが市民の皆さんの防災意識を高め、安全・安心なまちづくりの一助になれば」と述べた。
大仙市の伊藤雅己教育長は「震災の記憶や教訓を風化させることなく次世代に伝えていくことは、今を生きる私たちの責務。地震国と呼ばれる日本では、いつどこで地震が発生しても不思議ではない。市としては今後も市民の皆さんの命を守る防災・減災対策に取り組み、災害に強い安全・安心なまちづくりを進めていく」と力を込めた。
午後5時、夢灯りプロジェクト(橋かおる代表)メンバーが牛乳パックで制作した「夢あかり灯篭」450個に火が入ると、会場は優しい光に包まれた。
橋代表は「壮絶な体験や悲しみは何十年経っても消えない。力の続く限り、仲間とともに『震災を忘れない』という思いを灯篭で届けたい」と話した。
※写真は
明かりが灯された「夢あかり灯篭」
「忘れない」のメッセージ
あいさつする判田会長
黙とうを捧げる
会場を照らす450のともしび
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