2026年5月14日号
朝の空気に響く声
角間川小の木刀振り始まる

photo  すがすがしい朝の空気に包まれた体育館に今年も「めん!」の声が響きわたった。角間川小学校(佐藤洋子校長、全校児童67人)で4月30日から、全校児童による「木刀振り」がスタート。子どもたちは凛としたまなざしで切先の向こうを見つめた。
 今年度2回目となった7日朝、木刀を手に裸足で体育館に集まった子どもたちは、入口で一礼して入場。学年ごとに並んで正座し、開始のときを静かに待った。
 指導にあたったのは同校OBで剣道経験者の打川元喜さん。「ただ握れば良いという訳ではない」と話しながら、握り方をステージ上で実演した。「横からではなく、上から押さえるように握ると手首が締まる」――打川さんのお手本を参考にしながら、子どもたちも各自の握りを確認。打川さんの「構えて!」の言葉で一斉に構えの姿勢を取り、全身の感覚を研ぎ澄ますかのように正面を見据えた。
 6年生の代表児童3人をリーダーに、いよいよ木刀振りがスタート。「めん!」の声とともに木刀が一斉に振り下ろされ、数分間にわたって乾いた音が体育館に響いた。
 この「木刀振り」は、1968年(昭和43年)に始まった業間体育「全校竹刀振り運動」を引き継ぐ伝統の取組みで、60年近く続いてきた。同校4代目および7代目校長を務めた須田勇助氏の尽力で剣道が奨励されて以来、県大会や全国大会で数々の成績を残してきた同校。「剣道のまち」として知られる大仙市角間川地区の武道精神は、いまも子どもたちの日常に息づいている。
 最高学年のリーダーを務める幕内優輝さんは「先輩たちが受け継いできた伝統をしっかりと引き継ぎ、守っていきたい。最後まで全校のみんなを引っ張っていけるようがんばる」と語った。
 木刀振りを終えた子どもたちは目を閉じて黙想。「わたしたちは正しいおこないをします」など、人としての品格や誇り、あるべき姿を説く四つの心得を全員で唱和し、この日の鍛錬を締めくくった。
 子どもたちは10月30日まで毎週1回、木刀を手に心身を鍛え続ける。


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※写真は
一心に振り続ける
指導にあたる打川さん
木刀の握り方を確認
声をそろえて「めん!」
一礼し、退場
心得を述べる幕内さん


詳しくは2026年5月14日(木)号をご覧下さい。
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