2026年6月2日号
10人が決意誓う
六郷高校福祉科の宣誓式

photo  県内唯一の福祉科がある六郷高校(山城寛幸校長)で19日、福祉科第23期生の「宣誓式」が行われた。今春から福祉科で学ぶ実習着を着た2年生10人が先輩や実習先の代表者らが見守る中、専門教科「福祉」を学び、介護福祉士を目指し努力することを誓った。
 23期生は氏名点呼を受けると一人ずつ「はい」と返事をして起立。生徒を代表して長谷川瑠壱さんが「一人ひとりの心豊かな生活を支える介護福祉の専門職を目指し、知識と技術の研鑽に励むとともに、豊かな感性と的確な判断力、深い洞察力を身に付けるため、努力することを誓う」と述べた。
 山城校長は式辞で「2040年には高齢者数がピークを迎えるとともに、福祉を支える担い手が急減し、福祉現場を少ない人員で実現しなければならない課題が予想されている。本県においても高齢化や人口減少のスピードは加速化しており福祉業界での人材確保が喫緊の課題となっている」と現状を述べながら「福祉についての学びの道は決して平坦ではなく、その学びの課程でもさまざまな壁や困難、試練が訪れる。教科書だけでは学べない命の尊厳や心の通い合いなど福祉の現場に必要不可欠なことを、現場の実習を通して学んでもらいたい。みなさんのその手は誰かの不安を和らげ、誰かの生活を支える希望の手。その手のぬくもりを今日この場所で抱いた初心を生涯忘れることなく秋田の、日本の福祉を担う存在へ成長することを願う」と式辞を述べた。
 美郷町の松田知己町長は「成長の核心にある学びを大切にしてもらいたい。学びの核心にあることは知識や技術ではなく相手の心に触れるということではないだろうか。心に触れる機会が多ければ多いほど人は成長する。胸を張って介護福祉士として卒業できるようにこれからの時間を大切にしてもらいたい」と祝辞を述べた。
 高橋弥亜さんは「10人の仲間で互いに励ましあいながら介護福祉士国家試験全員合格を目指し頑張っていく。福祉科創設以来、受け継がれてきた優しさという力を合言葉に、これまで先輩が築いてくれた伝統と地域の感謝を忘れず更なる努力をしていきたい。人と人とのつながりを大切にし、いつでも寄り添うことのできる介護福祉士を目指す」とお礼の言葉を述べた。
 生徒達は今後、授業で福祉の専門科目を学ぶほか、県南部の特別養護老人ホームや介護老人保健施設で実習をし、3年次の1月に行われる介護福祉士国家試験合格を目標に、学習に励む。
 今春卒業した第21期生の国家試験の合格率は100%。全国平均は70・1lだった。


photo photo photo









※写真は
氏名点呼を受ける23期生
誓いの言葉を述べる長谷川さん
式辞を述べる山城校長
真剣な表情で臨む


詳しくは2026年6月2日(火)号をご覧下さい。
ニュースバックナンバー



copyright (c)2005 AKITA MINPOU-SYA All Rights Reserved
このサイトに関するご意見ご感想は、minpo@camel.plala.or.jpまで