| 2026年8月22日号 |
米蔵にずらり並ぶ
藤嶋えみこさんの作品展
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大仙市仙北地域出身の絵本作家・イラストレーターの藤嶋えみこさんの作品展「めぐる十二ヵ月」が旧池田氏庭園米蔵で開催されている。地元紙で連載している作品の原画や文化財にまつわるイラストを展示している。会期は9月6日まで。
今回展示しているのは、秋田魁新報の文化欄で2023年4月〜毎月第1木曜日に掲載されているイラスト41点の原画と、仙北地域ふるさと絵本「ここでまたね」や大仙市の文化財を題材にした作品。いずれの作品も親しみのある見慣れた景色の中にある魅力や、季節の移ろいの美しさを気づかせる作品ばかりとなっている。
藤嶋さんは1980年、旧仙北町生まれ。京都精華大学芸術学部デザイン学科卒。2006年にイタリアボローニャ国際絵本原画展で入選し、11年からイラストレーターとして活動を開始。21年4月、初の作絵を手がけた絵本「チマのはじめてのぼうけん」(アリス館)を出版している。
作品展に合わせ9日には藤嶋さんによるギャラリートークが行われた。
絵本作家やイラストレーターを始めたきっかけについて「学生の頃から絵本作家になりたくて絵を学んでいた。30歳くらいのときに上京し売り込み活動して、そのとき出会った編集者とご縁が繋がってお仕事をいただけるようになった」とエピソードを紹介した。
小さい頃から絵本が身近にあり自然に惹かれるようになったという藤嶋さん。影響を受けた作品や作家については、ムーミンで知られるトーベ・ヤンソンなど海外のペン画が美しい作家≠挙げ「美しい線に憧れて絵を描き始めた」という。
今回展示している2023年度の第1作目「桜」については「好きな猫と季節が感じられるようにダイレクトに桜を描いた。いつもよりも大人っぽさを意識した」という。
お気に入りの作品だという「銀花」については「初雪の日に雪がちらつくところに陽が射し輝いて見え、その瞬間の感動を現したくて描いた」と話した。
旧池田氏庭園を題材にした作品もある。「秋田県内を描くと決まったときに、池田氏庭園は描こうと決めていた。旧池田氏庭園とわかるように雪見灯籠と洋館の2つが入り込む場所を見つけ描いた」と語った。
今後の展望については「絵本作家としてもまだまだ頑張って活躍していきたい。その中で秋田の風景の素晴らしさを伝えられるような作家になりたい」と話した。
旧池田氏庭園の入園料は一般300円で高校生以下は無料。時間は午前9時〜午後4時(3時半最終受付)まで。毎週月曜が休園日。
※写真は
ギャラリートークする藤嶋さん(右)
美しい線で描かれた作品
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