2026年9月1日号
光と音の大競演
第98回全国花火競技大会「大曲の花火」

photo  第98回全国花火競技大会「大曲の花火」(大曲商工会議所・大仙市主催)が8月29日、雄物川河川敷「大曲の花火」公園で開催された。地元4社を含む全国から選び抜かれた花火業者27社が、それぞれの技を駆使した芸術的な作品を披露した。打ち上げ数は約1万8000発。雄物川河川敷を埋めた10万人超の花火ファンは心行くまで花火を堪能した。
 大会は全国でも「大曲の花火」でしか競技されていない「昼花火の部」で幕を開けた。煙竜や煙菊で競技を行うもので、光の代わりに紅や黄、青、緑などの色煙などを駆使して色鮮やかに空へ模様を描き出した。優雅でバラエティに富んだ見ごたえのある花火で、昔から花火通の粋人が好んでいる。技術保存を求める花火業界からの強い要望で1978年から始まった競技だ。
 そして「夜花火の部」開始の号砲が鳴らされると、会場を埋め尽くした河川敷からは、どよめくような歓声が沸き起こった。
 大会会長の老松博行大仙市長が歓迎のあいさつ、実行委員長の齋藤靖大曲商工会議所会頭の開会宣言で「光」と「音」の競演がスタートした。西山を背景に重低音で響く音は体を震わせ、心に響く。弾ける鮮やかな光は夜空を焦がし観客を魅了した。
 競技は10号玉の芯入割物で三重芯以上とする伝統花火の「芯入割物の部」と、これと重複しない自由創造的な「自由玉の部」に分けられる。そして色彩、リズム、立体感、構成など複合的な観点から創造性・独自性が審査される「創造花火」。花火師の技と思いが結集した作品に観客も歓声で応えた。
 毎年「これぞ大曲の花火!」として盛り上がりをみせる大会提供花火。予定より30分程遅れたがアナウンスが流れると割れんばかりの歓声で盛り上がりは最高潮に達した。
 タイトルは「栄光への讃歌」。今年はミラノ・コルティナ冬季五輪やワールド・ベースボール・クラシック、サッカー・ワールドカップなど、世界的なスポーツ大会が続くことからスポーツをテーマにしたプログラムを披露。打ち上げ幅は約900bで約5分の間に約2300発を打ち上げた。
 前回大会の内閣総理大臣賞受賞者による特別プログラムは野村花火工業(茨城県)が担当した。「光炎」と題して盛大に打ち上げた。
 大会フィナーレは恒例の10号玉30連発大スターマイン。秋田県民歌に乗せゆっくりと打ち上がり、観客は大会の余韻に浸りながら帰路についた。

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※写真は
オープニングを飾ったナイアガラ付スペシャルスターマイン
カラフルな色合いで盛大に打ち上がる大会提供花火

詳しくは2026年9月1日(火)号をご覧下さい。
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